ガラスの向こう側の景色

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友人からいただいたワイン。ナパバレー産のカベルネ・ソーヴィニョン

退職から1ヶ月。 友人二人が開いてくれた食事会は、笑いの絶えない温かい時間でした。

でも、ふとした瞬間に不思議な感覚に包まれたのです。

話題が彼女たちの職場の人間関係に及んだとき。 以前の私なら「わかる、大変だよね」と熱を込めて返していたはずの話が、今の私には、まるで「ガラスの向こう側」で起きている出来事のように感じられました。

つい最近まで同じ世界にいたはずなのに。 辞めたとたん、あんなにリアルだった悩みや愚痴が、音を立てて遠ざかっていく。 私はただ、穏やかな境界線のこちら側で、二人の話を静かに聞き入るだけでした。

寂しいような、でも、それだけ自分が「新しい場所」へ歩き出したのだという、静かな確信。

いただいたナパ・バレーのワインを眺めながら、そんなことを考えました。 このワインを注ぐのにふさわしい、いいグラスを買いに行こうと思います。 今の私が、今の私の時間を楽しむために。

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